Our discussion in the RAI Film Festival Conference 2021 was introduced on the Digital Ethnography Initiative blog at the University of Vienna.
3月25日に、英国王立人類学協会(RAI)主催の国際会議RAI Film Festival Conference 2021にて研究発表を行い、パネルディスカッション‘Critical play: Smartphones as a mode of creative engagement with crisis’に参加しました。
パネルの企画者であり発表者でもあった映像人類学が専門のSanderien Verstappenが、所属するウィーン大学のDigital Ethnography Initiativeのブログで、当日のディスカッションの概要を記事にして紹介してくれました。
digitalethnography.at
1 pocket
Smartphones and public anthropology – Digital Ethnography Initiative
研究発表の内容は1ヶ月ちょっと前にビデオで提出。発表者全員のビデオが束ねられ、事前に会議のウェブサイトに掲載され、それを参加者が見たという前提で、当日はZoomでディスカッションする反転授業的な流れ。
互いの発表内容を理解した上で参加しているので、当日のディスカッションはスピード感のある濃いものになりました。その分、英語でついていくのは大変。もどかしい思いもたくさんしましたが、その悔しさは次に向けて頑張ろうというエネルギーになる感じで、後味は悪くない。もっとスムースに応答したかったと、自分に対して悔しいのに、一方で気分が良いのは、言語の壁を超えて広がる、研究の世界の奥深さをリアルに感じられたことが嬉しかったからという気がします。私以外の発表者は、オランダ、イギリス、オーストリアから参加、視聴者で質疑応答に参加した人はアルゼンチンやフランスからなど、オンライン国際会議ならではの集まりでした。
発表者の一人が偶然にも、数年前に書いた英語論文を読んでくれていたことが後から判明したり、最近まで日本でフィールドワークしていたという話も聞けて、スクリーン越しにしか会っていない相手なのに親しみを感じました。
国や言語や文化が違っても、近い研究テーマや方法論に関心を持ち、研鑽している仲間がいることを実感できて心強く、ワクワクした一日でした。