【イベント】「DESIGNEAST」にて『移動する「家族」』の上映ワークショップ実施

9月19~21日に大阪・北加賀屋のクリエイティブセンター大阪で開催される多様なコンテンツからなるデザインイベント「DESIGNEAST(デザインイースト)」https://designeast.jp/ にて、『移動する「家族」』の上映ワークショップを実施します!『移動する「家族」』は、博士研究の一環で制作した作品で2018年に完成して、これまでに全国各地52箇所で上映ワークショップ開催、1,036名参加してもらいました。今回の「DESIGNEAST」で53箇所目ということになります。すでに完成から7年経過していますが、その間、他の新たな研究に取り組んでいても、この作品を通して出会った方々との対話から、学び、発見し、反省し、前に進むきっかけをいただき続けています。今回は、博士研究の副査として指導に当たってくださった水野大二郎先生が実行委員を務める伝説のイベント「DESIGNEAST」での上映ワークショップということで、大変光栄&ワクワクしています。
上映ワークショップは、20日(土)21日(日)ともに13:00-14:30、17:30-19:00 全4回です。
ぜひ、「DESIGNEAST」でお会いしましょう〜!https://designeast.jp/

【海外ゼミ研修】大橋香奈ゼミと松永智子ゼミの合同海外ゼミ研修 in 台湾

コミュニケーション学部の大橋香奈ゼミと松永智子ゼミの合同海外ゼミ研修 in 台湾が無事終わりました。
台中にある静宜大学との共同企画で、現地で日本語を学ぶ学生たちと私たちのゼミ生がグループになり、現地で一緒にフィールドワークをして映像作品を作るワークショップを実施しました。3泊4日という短期間でしたが、何週間も過ごしたように錯覚してしまうぐらい盛りだくさん。今回が海外初めてという学生も結構いましたが、静宜大学の学生さんたちとの異文化交流がとにかく楽しくて仲良くなり、最終日に見送りに来てくれた皆さんとハグし合い、涙を浮かべて離れがたそうにしていました。帰り際、友達ができたからもっと言語を学びたい、留学にも挑戦したいと語る彼/彼女たちを見て、この企画、半年前から準備して実現できて本当に良かったと思いました。私たち教員も、学生たちの活動を通してたくさん刺激をもらい、楽しませてもらいました。
両大学の関係者のみなさんや旅行代理店の担当者の方、静宜大学の学生さんたちのおかげで、参加者一同元気に出発して笑顔で帰ってこられたこと、感謝です。
台中から空港までのバスの中で、4日間の活動の様子をまとめたダイジェスト映像を作りました!

【インターゼミ】慶應義塾大学の笠井賢紀ゼミと交流

慶應義塾大学法学部政治学科笠井賢紀先生のゼミから学生のみなさんがはるばる東経大に来てくれて、大橋ゼミの4年生の有志と一緒に、キャンパスで写真を使ったインタビュー調査を実践的に学ぶワークショップを実施しました。
笠井先生は現在エディンバラで在外研究中なのでご不在でしたが、遠隔でも笠井ゼミちゃんと運営されていて、ゼミ生のみなさんが積極的に活動されていて驚きました。
みんなすぐにうちとけてグループワークに取り組み、想像以上に盛り上がりました。お互いの卒業研究についても紹介し合って、たくさん刺激をもらったようで、進行役の私も楽しかったなーと爽やかな余韻にひたりました。笠井先生、ゼミ生のみなさんありがとうございました!

【冊子】大橋ゼミ Visual Essays Vol.05

今年度も、大橋ゼミの2,3年生のメンバー一人ひとりが企画し実施した調査研究「マイプロジェクト」の成果を、ビジュアル・エッセイ集『Visual Essays Vol.05』として冊子にしました。
冊子をオンラインで公開する予定はないですが、目次をご覧いただくと、ゼミのメンバーがどんな個人研究をしてきたか、少しご確認いただけるかと思います。

2年生のビジュアル・エッセイ集

3年生のビジュアル・エッセイ集

【書籍】パブリック・ヒストリーの実践:オルタナティブで多声的な歴史を紡ぐ(慶應義塾大学東アジア研究所叢書)

分担執筆で参加した書籍『パブリック・ヒストリーの実践:オルタナティブで多声的な歴史を紡ぐ』(慶應義塾大学出版会)が、刊行されました。

私は、共同研究者のJaz(アムステルダム応用科学大学Civic Interaction Design)と、東日本大震災の津波の被害を経験したゆみこさん(仮名)とともに取り組んできた映像制作のプロジェクトをふりかえり、「語りにくさの構造」について書きました。
・大橋香奈「第6章 何のためなら災禍をめぐる経験を語れるのか?──映像制作を通して共に考える」
昨年まで2年半の間に、ゆみこさんに10回のインタビューと実家のあるX町での4回のフィールドワークにご協力いただき、共に考えて、「語りにくさの構造」を乗り越える方向性を見出すことができました。ご家族にもたくさんお話を聞かせていただきました。
私がこの書籍に参加して考えをまとめることができたのは、編著者の笠井賢紀先生(慶應大)のおかげです。笠井先生が、企画から研究会の開催、研究費の管理、分担執筆者たちの多岐にわたる研究を(それぞれ個性ある研究者たちに連絡して調整しながら)一つの書籍に束ねていくための、大小様々な仕事をしてくださっていました。私なんか想像するだけでクラクラしてしまうことを、自分の研究も進めながらやりとげてしまう笠井先生、感服です。ありがとうございました。
この章で書いたプロジェクトから学んだことを、新たにワークショップとして展開していく企画を、Jazと島影さん(公立はこだて未来大学)と考えていますが、これについてはまた今度。

【冊子】大橋ゼミ『美瑛町の「おいしい」をつくる人びと』

この夏、大橋ゼミ3年生の有志が北海道美瑛町で取り組んだ研究の成果、冊子『美瑛町の「おいしい」をつくる人びと』が完成しました。
この企画は、2024年度東京経済大学「美瑛町との交流企画」に応募し採択されたものです。
本企画では、美瑛町の「食文化」に注目し、さまざまな立場や方法で、「食文化」を生み出している方々の仕事を観察し、「生の声」をうかがって記録しました。
企画を実現するために、美瑛町文化スポーツ課にご協力いただき、農家の方、加工食品をつくっている方、家庭料理を支えてきた方、飲食店の方など、8箇所9名の方に取材許可をいただきました。
学生たちの思いに動かされて、美瑛町のみなさんと出会い、すばらしい経験、勉強の機会をいただきました。美瑛町のみなさんに感謝いたします。
大学ニュースにも掲載されました→
https://www.tku.ac.jp/news/2024/2024-1031-011.html

【学会発表】日本メディア学会にて発表

日本メディア学会の2024年秋季大会(オンライン)で石田佐恵子先生(大阪公立大学 )企画のワークショップ「映像の説明責任をめぐって」にて、問題提起者として発表しました。
企画者であり司会の石田先生、私と同じく問題提起者として発表された松本章伸先生のお話が勉強になったのはもちろんですが、ワークショップ形式だったので参加者のみなさんとのやりとりもあり、楽しくてあっという間でした。映像に関わる研究をしている者同士で共有している問題意識や、共感できることがいろいろあった一方、自分にはなかった視点や経験を教えていただきました。メディア学会での発表は初めてでしたが、ワークショップ形式、とても良かったです。

 

【国際会議】韓国の文化社会学会主催の国際会議にて発表

韓国の文化社会学会主催の国際会議(オンライン)にて、Various methods in visual researchがテーマのパネルに招待されて、「Ethnographic filmmaking and screening as an ethical and collaborative research method」というタイトルで発表しました。
質問をいただいたり、後から連絡いただいたりと、オンラインでしたが新たな出会いがあり刺激的でした。

 

【書籍】『ノーツ 第二号 引越し』にインタビュー記事掲載

建築コレクティブ「GROUP」が手がける書籍『ノーツ 第二号 引越し』に、インタビュー記事が掲載されました。ノート(note)という言葉には記録や注、覚え書きといった意味がありますが、『ノーツ』は、掲げられたテーマについてのインタビュー集とそれに対するたくさんの注釈が束ねられた本です。インタビューでは、私自身の引越しの経験や、そこから生まれた視点をどのように研究で展開しているかなどを語っています。取材を受けたのはコロナ禍真っ只中の時期だったので、もはや記憶が薄れていましたが、先日校正作業で注釈がつけられた原稿を読みながら振り返るのは楽しかったです。
オンラインショップで購入できるところが何箇所かあるようです。

 

【論文】国際論文誌に査読付き論文が掲載

Our research article was published in the journal “Social Media + Society”!
Kyounghwa Yonnie Kim, Kana Ohashi, and Larissa Hjorth (2024) Creating “Safe Places” in Social Media: Japanese Youth’s Tactics of Self-Presentation During the COVID-19 Pandemic. Social Media + Society, 10(2).
本研究では、コロナ禍において日本の若者が、デジタルな世界でどのように「安全な場所」をつくりあげたのか、その創造的な実践を探究しました。
共著者であるヨニさんとラリッサとは、2017年から共同研究を開始しましたが、途中でコロナ禍が始まったこともあり、方向転換、紆余曲折がありました。第一著者のヨニさんには最後まであきらめずにリードしていただき、感謝しています。