【イベント】「風月の芸術祭」(福島ビエンナーレ2022)に出展

水野大二郎先生との共同監督作品『Transition』の制作過程を振り返る参加型のパネル展示と、上映ワークショップを開催します。
会場は白河市のコミュニティ・カフェ EMANON、会期は10/9までです。

白河は夫の裕太郎の出身地というご縁があり、コロナ前までは毎年訪れていました。
今回の企画は、博士研究の作品『移動する「家族」』の上映会でもお世話になった、コミュニティ・カフェ EMANONを運営する一般社団法人未来の準備室理事長の青砥和希さんにお声がけいただき実現しました。

昨夕、設営でEMANONに伺いましたが、高校生たちが勉強していたり、グループで英語でディスカッションしていたりして活気があり、良いエネルギーをもらいました。スタッフの鈴木冴佳さんが手際よく作業してくれてアイディアも出してくれて、無事、設営完了しました。
ぜひこの機会に白河を訪れてみてください!

【国際会議】The International Visual Sociology Association (IVSA)2022で発表します。

My paper ‘Designing and implementing a method of screening a film produced by a visual ethnography research project’ has been accepted for presentation at The International Visual Sociology Association (IVSA) 2022 Live Virtual Conference.

【学会発表】大橋ゼミ卒業生によるポスター発表

この春、東京経済大学コミュニケーション学部を卒業した私のゼミ生・原草太さんが、卒業研究「電車移動における乗客の振舞い方―100件のスケッチとインタビュー調査より―」(指導教員:大橋香奈)の内容を、6月12日(日)に開催された日本生活学会第49回研究発表大会にてポスター発表しました。原さんの卒業研究は、コミュニケーション学部の2021年度優秀卒業論文にも選ばれていました。

ポスター発表では、私が大学院生だった頃にあたたかく指導してくださった先生方が彼の研究に質問やアドバイスをしてくださったり、留学生の方が原稿を読んで面白かったから見にきましたと声をかけてくださったりと、多くの方と交流ができ、本人は「おそらく一生でも数える位の素晴らしい経験をしました!」と興奮していました。彼は私が着任してから担当した初めてのゼミ生の一人であり、その姿を見て胸が熱くなりました。

当日の様子については、TOKECOM noteの記事としてまとめてあります。

【書籍】『COVID-19 の現状と展望―生活学からの提言』

所属する日本生活学会にて、黒石いずみ先生が委員長を務められたCOVID-19 特別研究委員会で取り組んできた書籍『COVID-19 の現状と展望―生活学からの提言』が出版されました!
生活学会らしく、幅広い分野のメンバーが、学際的な視点から実際の生活や社会の状況、人々の工夫を観察した論考が束ねられています。
私が執筆した論考も掲載されております。
・大橋香奈「〈移動〉と〈境界〉の実践― ビジュアル調査法で理解するCOVID-19影響下の大学生の生活―」
ついでにお知らせですが、日本生活学会第49回公開公演・研究発表大会が、次の週末6月11日(土)、6月12日(日)に、亜細亜大学・武蔵野キャンパスで開催されます。久しぶりの対面での開催です!以下のPeatixから参加申込いただけます。
【6月11日(土)公開公演申込用Peatix】https://lifology49event.peatix.com/
【6月12日(日)研究発表大会申込用Peatix】https://lifology49conference.peatix.com/

【イベント】文化のDXを考える~CulTech Forum Japan2022~に登壇

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主催の、「文化のDX」領域について議論する大型学術イベント「文化のDXを考える~CulTech Forum Japan 2022~」のテーマセッション1に登壇します。

15:00-16:10 テーマセッション1「デジタルは都市の文化を創り出せるか―市民参加、文化観光、スマートシティ」
― 玉置泰紀(株式会社KADOKAWA・エグゼクティブプロデューサー)
― 真鍋陸太郎(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻・助教/一般社団法人メタ観光推進機構・理事)
― 大橋香奈(東京経済大学コミュニケーション学部准教授)

【記事】メディアデザインワークショップの授業紹介

私が担当するメディアデザインワークショップの授業紹介の記事を書きました。
東京経済大学コミュニケーション学部=TOKECOMのnoteで公開されています。

2022年度始動

Became an associate professor.
着任3年目、准教授になりました。
1年目は学年合同1クラス開講15人定員で始まったゼミが学年別開講になり、今年度は卒業研究含めてゼミ生が48人になります。
新学科国際コミュニケーション学科もいよいよスタート。
新学科科目として「国際コミュニケーション基礎」、「移動の生活学」、学部共通科目として「メディアデザインワークショップ」を担当します。
お世話になっているみなさまにはありがとうございます、と引き続きよろしくお願いします。

【映像】“Transition” が国際映画祭に入選

Our film “Transition” (2019) has been selected for Riga Pasaules Film Festival 2022 in Latvia.
水野大二郎先生との共同監督作品“Transition” (2019)が、ラトビアの映画祭Riga Pasaules Film Festival 2022に入選しました。2019年の国際ドキュメンタリーフィルムフェスティバル・アムステルダム(IDFA)、2020年のドイツの日本映画祭「ニッポン・コネクション」に続いて3回目の入選です。
この映画祭は規模は大きくないですが、映画とエスノグラフィーの交点を探究することを目的とした映画祭なので、本作の位置づけと合致しており、入選は嬉しいです。

【論文】国際論文誌に査読付き論文が掲載

Our article “Visualising Rapid Life Transitions: Ethnographic Documentary Filmmaking Through Smartphone-Based Collaborative Research” has been published in the International Journal Visual Ethnography!
It’s open access.
水野大二郎先生と2018年から取り組んできたプロジェクトについてまとめた査読付き論文“Visualising Rapid Life Transitions: Ethnographic Documentary Filmmaking Through Smartphone-Based Collaborative Research”が、国際論文誌Visual Ethnographyに掲載されました。
Visual Ethnographyは、私が博士課程の学生だった頃から読み続けてきた、思い入れのある論文誌の一つです。今回掲載された論文では、水野先生とご家族が経験された急速な人生移行、悲嘆と受容、回復に向かうプロセスを、スマートフォンを用いて協働的に理解しドキュメンタリー作品『Transition』として映像化したプロジェクトを研究対象としました。
このプロジェクトでは、水野先生はほぼ毎日スマートフォンのカメラで自分の生活を撮影し日誌を書き、私はその内容について毎週のようにインタビューする(合計28回)という、ややエクストリームな調査を実施しました。論文では、私たちが複数の方法論を組み合わせて研究を展開した過程を振り返り、説明し、水野先生のスマートフォンで撮影された写真・映像の特徴を分析しました。また、スマートフォンが多くの人の日常生活の一部となっている現在、人生移行の経験をどのように理解し、可視化できるかを考察しました。
博士論文を書き終えたと同時に着手し、必死に取り組んだプロジェクトでした。プロジェクトを応援してくださった方々に感謝します。
オープンアクセスなので、リンク先から論文のPDFをダウンロードいただけます。

【冊子】大橋ゼミ Visual Essays Vol.02

今年度も、大橋ゼミのメンバー一人ひとりが企画し実施した調査研究「マイプロジェクト」の成果を、ビジュアル・エッセイ集『Visual Essays Vol.02』という冊子にしました。
メンバー全員分(2年生14名、3年生16名)の30本のビジュアル・エッセイを学年別で束ねました。
冊子をオンラインで公開する予定はないですが、目次をご覧いただくと、ゼミのメンバーがどんな活動をしてきたか、少しご確認いただけるかと思います。

2年生のビジュアル・エッセイ集

 

3年生のビジュアル・エッセイ集