分担執筆で参加した書籍『マテリアル・メディアスタディーズ』が11/4に発売されます!
https://www.utp.or.jp/book/b10194773.html
私は、
・第12章 祈りの部屋:デザインエスノグラフィーで捉える「メディアの気配」
を書かせてもらいました。
この章では、映像人類学やデザイン人類学の研究で国際的に知られるサラ・ピンクらが提起した「メディアの気配(media presence)」という概念を手がかりに、日常生活における「デジタルな物質性(digital materialities)」がいかに経験されているかを検討しました。ピンクらのデザインエスノグラフィーのアプローチを取り入れた、私自身のフィールドワークの事例を紹介しています。コロナ禍で教会に通えなくなった、日本で暮らすペルー出身の女性が自宅の物置部屋を「祈りの部屋」につくり変えていった過程を、何度もご自宅にうかがい、彼女と一緒に描き出すことを試みました。メディア研究に興味がある方はもちろんですが、特に、住まいや場所の質、そこで使われる技術のこれからを考えている方に読んでいただけたら嬉しいです。
私自身は正統派のメディア研究者ではないのですが、この書籍を通して第一線でご活躍の先生方とご一緒できて、大変光栄かつ勉強になりました。もともとは伊藤守先生の退職記念論集として企画されたこの書籍に、弟子でもない(ただの一読者だった)私が参加させていただけたのはご縁と幸運のおかげです。
編者の光岡先生と土橋先生、東京大学出版会の木村さんには、この書籍をかたちにしていただき、心より感謝しています。
光岡先生は研究の世界の大先輩としてだけではなく、同僚としても日頃より大変お世話になっており、ここではいろいろ書ききれません。
土橋先生には院生時代からご著書を通して刺激をいただいてきましたが、この書籍の研究会で初めてお会いしたときに、「あなた人の家に入って研究する人でしょ」と声をかけていただき感激でした。
お高い本ではありますが、(私の章はともかく)本当に豪華な章立てなので、お近くの図書館にリクエストしていただいたり、研究費がある方はぜひ!
