有楽町のYAU STUDIOにて東京藝術大学の公開授業「アート・リサーチ演習」第3回「映像」のゲスト講師を務めました。フランスの社会学者ジョルジュ・ペレックの著作『さまざまな空間』から着想を得て「場所の記憶」をテーマに、コラージュフィルムを制作するワークショップを企画、実施しました。
授業時間3時間の中で、レクチャー、フィールドワーク、映像制作、上映までを含めたワークショップを展開するという、やや無謀で実験的なチャレンジでした。どうなるか心配でしたが、現役の藝大生と社会人受講者のみなさん、この講座を担当する島影さんとスタッフのみなさんのおかげで、ちょっと時間オーバーしつつですが、上映までフィニッシュ。最後の上映と一言発表の数分間で、お一人おひとりの「場所の記憶」を通して有楽町というまちと出会う、有楽町というまちを通してお一人おひとりの「場所の記憶」と出会う時間を過ごすことができて、大興奮でした。
このワークショップを実施するのは今回が初めてだったので、設計がまだ荒削りな感じでしたが、今後論文化して整理してみたいと思っています。
島影さん、貴重な機会をありがとうございました!
写真は、受講者の皆さんが映像制作に没入中の様子。スマホでもできちゃうシンプル編集です。